クラウドマガジン
2010年08月16日 クラウドコンピューティングは新しい?
最近すっかり一般化してきたクラウドコンピューティングですが、これは新しい技術だと思いますか?
確かに新しい技術を利用していますが、利用者にとってはあまり目新しく感じることは少ないのかもしれません。
利用者にとってクラウドコンピューティングはどのように見えるサービスなのでしょうか?
以下のようなケースを考えてみましょう。
◎業務システムを動かすためのサーバーを自社に設置せず、必要な時に必要な期間借りる
→ホスティングと何が違うのでしょうか?
◎Webテクノロジーベースでシステムが動作する
→Webベースの業務システムは今までもありました。
◎様々な業務システムを自社向けに独自に開発するのではなく、必要な機能必要な期間借りる
→ASPと呼ばれたアプリケーションレンタルサービスと何が違うのでしょうか?
新しい要素は見つかりませんね。
それもそのはず。
技術や形態には、新しいものはあまりありません。
インターネットが普及し始めてから、わりと当たり前にあったものが多いのです。
ただ、日々進化を続けるインターネット技術のおかげで、使いやすくなったり、実用性が高くなったりしたので、概念として説明するときクラウドコンピューティングと言う言葉が使われる様になったのだと思います。
私達も当初はSaaS(Software as a Service)と言うものと向き合ってきました。
しかし、数年でクラウドコンピューティングと言う言葉に変わってしまいました。
ただ、ソフトウェアの提供方法が大きく変わる事には違いはありません。
ITが広く使われるきっかけになる事がクラウドコンピューティングの新しさかもしれません。
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