クラウドマガジン

2010年08月30日 これまでのソフトウェアとの違い

今回は「ITを利用すること=ソフトウェアを使う」と言う観点でクラウドコンピューティングについて考えて見たいと思います。

企業がITを利用する為には、まずハードウェアが必要であり、その上にソフトウェアを載せる必要があります。
ソフトウェアは、自由にどんな用途にも作ることができ、利用者のやりたい事(要望)に合わせて、作って行くことが一般的な考え方になっています。

かつて、ハードウェア(コンピュータ)は非常に高価なものでした。
そしてソフトウェアは、エンジニア(特殊な技術者)が作るものであり、高額な費用を必要とします。
その後、ハードウェアのコストは急激に下がりました。
ソフトウェアのコストも下がりましたが、本来ハードウェアの様に製造過程でコストダウンの努力ができるものと違い、人件費が主体のソフトウェアのコストは、ハードウェアの様な下げ方は出来ないはずなのです。

一つのカタチとしてパッケージソフトウェアというものが出てきましたが。

よく業務のためのソフトウェアは、利用者毎に様々な(特殊な)要望があるため、専用に作る必要があると言われたり、パッケージソフトウェアはカスタマイズしないと使えないと言われていますが、本当にそうなのでしょうか?

ソフトウェアをハードウェアを利用する為の利用技術として見た場合、効率よく業務がIT化できる事を考えた上で、コストを抑える方法を考えるべきでは無いのでしょうか?

最近は、オープンソースと呼ばれるソフトウェアを使ってコストを下げようとする事が多くなってきました。
オープンソースについてはまたの機会にし、ここでは詳細は取り上げませんが、同じソフトウェアをみんなで使えばコストを下げる事ができます。

パッケージソフトウェアやオープンソースは、その代表例でもあります。

クラウドコンピューティングの普及は、同じソフトウェアをみんなで使うためにとても有益な手段になります。
新しい利用形態で効率の良いソフトウェアの利用方法が広まると思うのです。

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