クラウドマガジン
2010年02月04日 クラウドコンピューティングって何だろう?
クラウドコンピューティングという言葉を聞くようになってから2年ほど経ったためか、あちらこちらで聞くようになってきました。
まだまだ、「何だろう?」と思ってらっしゃる方が多いのが現実だと思います。
クラウドコンピューティングは概念であり、これからのIT利用形態として普及が進むのであろうと思っています。
クラウドコンピューティングは、従来の情報システムのように、自分で利用するパソコンにインストールしたり、自社内にサーバーと呼ばれるコンピュータを設置して大掛かりな導入を行うものではなく、雲のように広がっているインターネットのどこかに情報システムが存在し、利用者はシステムの設置場所を意識することなく利用するものです。
クラウドコンピューティングを利用することで、いろいろなところに分散して設定されているサーバーが集約され、電力消費の最適化が行われるので、CO2削減にもつながるのです。
また、障害が発生した場合の対応も、以前の形態の情報システムでは、設置されている場所で行うことしかできなかったので制約が多かったのですが、クラウドコンピューティングでは、インターネットが利用できる環境があればどこからでも、利用することもメンテナンスも可能なんです。
ただ、良いことばかりではないと思うのです。
デメリットの詳細は別の機会に詳しく説明しますが、データをインターネット上に格納することによるセキュリティ面での不安(実際には対策されてますが)や機器故障や回線障害でインターネットに接続できない時には利用できない等の問題もあります。
まだまだ、全貌が見えないクラウドコンピューティングですが、メリットを活かして活用していっていただきたいと思います。
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