クラウドマガジン

2010年09月13日 クラウドを活かしたシステムは?

今回は、クラウドを活用する上でそのメリットを活かすにはどの様なシステムが良いのか考えてみたいと思います。

「クラウドがもたらす恩恵」でクラウドのメリットについていくつかあげて説明しましたが、導入の容易さと運用面でのメリットを軸に話しを進めて行きたいと思います。

まず中小企業のシステム全般ですが、システム(パソコン)を利用する上ではトラブルがつきものです。社内に専属のシステム担当者を置くことが難しい場合が多い中小企業では、システムの運用は極力手間をかけたく無いものです。

そんなときクラウド型のシステムは、社内にシステム運用の為の専用の設備を設置しない為、担当者の手を煩わせることがありません(と言いたいところなんですが、全くは無くなりませんが…)。

基本的に、クラウド型のシステムは高い信頼性を必要とする業務に向かないと言われています。業務用のシステムには使えないのではと思いがちですが、そんなことは無いと思うのです。

社内にシステムを設置しても、停電や故障によるシステム停止は起こりえると思います。クラウド型のシステムは、インターネットへの接続が出来ないと使えません。ただ、その様な事がどれだけ起こりえるのでしょうか?
また、大企業の業務システムに比べデータの発生頻度は低いのでシステム側の負担も低く、処理が間に合わない様な事も考えづらいですし。

システム停止を想定するくらいなら、システムが使えなくなった時の代替え方法を考えておき、運用面での煩わしさからの解放やコスト面でのメリットを得た方が、良いのではと思います。

次に企業規模を考えない場合には、どの様な活かし方があるのか考えてみましょう。

日々の業務の中にはひたすら情報を貯めて残さなくてはならない事があります。各種機械の稼動状況や点検記録、日報や各種履歴など日単位や時間単位で発生していく情報を蓄積していき、必要な時に確認すると言う様な場合です。

この様なケースがクラウド型のシステムの得意な分野です。

日々蓄積されて行く情報は徐々に肥大化していきますが、クラウド型のシステムであれば必要に応じて拡張できます。全国に散らばる拠点が在ってもインターネットへの接続ができればすぐに使えます。

クラウド型のシステムは日々発生する情報を蓄積し、整理・検証する様なシステムでその効果を発揮するのです。

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