クラウドマガジン

2010年11月08日 クラウドはコストダウンになるか?

少々間が空いてしまいましたが、久しぶりに新しいトピックスを。

最近クラウドコンピューティングの利用は一般化してきたように思います。
かつては概念的なものでしたが、いろいろなメディアで取り上げられたためか、目に触れる機会が多くなったので広まったのでしょうか?

話題が先行したためか、クラウドの利用・導入に関しては、結構誤解が多いようにも感じます。
中でもコストに関しては、特に誤解が多いのではと感じています。

クラウドは本当にコストダウンを実現するのでしょうか?

答えはYesでもありNoでもあります。

なぜ、こんな答えになってしまうのでしょう?

それは、コストに対する考え方や計算基準の問題であったり、規模の問題であると思います。

ITコストは、規模が大きいものほど圧縮効果が高いです。
なので、20%のコスト削減とか、効果を感じるほどの圧縮効果は、そもそも規模が大きいシステムでのことと思います。

規模が小さいシステムや、目的によってはむしろ従来型のシステムの方がコストが安いなんてことも起きてしまいます。

では、規模が小さい場合には恩恵はないのでしょうか?

考え方によっては、十分恩恵は得られます。

自社内に設備を置いた場合、災害や非常時の対応などシステムを運営するうえでのリスクが生じます。
情報システムが業務に密接な存在になっている現代では、リスク回避策は重要です。

拠点が複数に分かれている場合、拠点間のネットワークの構築と運用費用も必要です。

何かわからない現象が出たとき、従来のシステムでは業者に来てもらう必要がありました。
クラウド環境では、どこからでも保守が行えるため、サポート体制が充実した上で、おそらくコストは下がります。

コストダウンは実現できるか否かは、まず価値観をどうとらえるかで答えが変わるものだと思うのです。
皆さんは、どう感じますか?

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